私たちは本来、人生を豊かにする目標のためにがんばっています。ですがいつの間にか、本人が気づかぬうちに、目標が義務や自己犠牲にすり替わってしまう現象があります。私の場合は過去、過労で倒れるまで気がつかず無理を強いてしまいました。そのせいで心も身体も、人生さえも壊してしまったのです。

「心と身体が健康でなければ当然、健康な人生も幸福もありえない」

こんな当たり前のことさえ、当時の私は分からなくなっていました。正確に言うと、そうらしい、と頭では知ってはいたが、（腑に落ちて/身に沁みて）分かっていませんでした。

過労で倒れる前に予兆はありました。なんか変？という小さな異和感。しかし仕事は待ったなし。だれに相談したらいいのか分からず、独り孤独へ追い込まれました。そしてまもなく、限界がきます。仕事や生活の面でも支障がではじめました。今と比較すると本当の自分や弱みを出し切れておらず、表面的なことでずっとぐるぐるしていたことが分かりました。

一度だけ心療内科を受診しました。｢うつ病の直前、抑うつ状態｣と言われ、診断に至らなかったことに少し安心するも、じゃあ次にどうしたらいいのかは、分からないままでした。指示通りに｢とりあえず休む｣ことで少しずつ体調は良くなりましたが、またぶり返すのではないか？と常に恐怖心でいっぱいでした。同時に、｢自分のことくらい自分で大切にできるようになりたい！｣と思い始めました。

過労で倒れ、少し休んだ後も結局、孤独のままでした。ぶり返す恐怖も、自己管理法もどうしたらいいか分からないままでした。頼れる策を見つけ出すための旅のような、長い長い時間が続きました。しばらくしてようやく、臨床心理士の専門家に出会えました。心理士といってもピンキリの世界。職人には当然、違いがあります。ですが、自分が｢これだ！｣と思える策に出会えるまで、諦めませんでした。

心理カウンセリングをきっかけに、01の｢すり替わり｣を根本から見直していきました。このプロセスを心理学では、｢適切な処理｣と表現します。徐々に元気になってくると｢なんでそんなに落ち込んでたんだっけ？｣｢全然イライラすることじゃなかったね｣と笑ってしまう程、確実に、辛さが薄れていくのが分かりました。辛かった記憶さえも忘れていき、不思議だなと感じていました。

心理カウンセリングを卒業すると、回復だけでなく、パワーアップしていく自分にも気がつきました。まるで、これまでは漬け物石をたくさん背中に背負った状態で走っていたところから、荷物を降ろし、楽々と動く様でした。すると、絶対無理だと思っていた渡米の夢まで叶えてしまったのです。予想だにしなかった学会賞の受賞やスポンサーが付くなど。すべての経験は特別で、一生の宝となり、私の人生さえも変えてしまいました。

中学二年生頃から、日記を書く習慣はありました。ただの文句や不安な気持ちを書いているだけでした。それが、本格的な心理カウンセリングを経験して以降、自身の日記テクニックに磨きがかかりました。これがスライブトレーニングの産声でした。在米期間中、この自分で自分を助ける技術に磨きをかけさらに、自分で自分を信じる技術へと繋がりました。

過去の辛いことやネガティブな思考の癖をはねのけるだけでなく、自分で自分を助ける技術と、自分で自分を信じる技術が合わさったのがスラトレ®です。私はこうやって本来の自分を取り戻しただけでなく、輝きを得たのです。

A. スラトレ®infoは、セミナーや講演会、ワークショップの開催に関するお知らせや申し込みフォームなどを含む非公開情報のニュースレターです。Eメール講座終了後から不定期に配信されますので、是非ご活用ください。

A. 例え参加できなくても、録画アーカイブを閲覧すると内容が分かるようになっていますのでご無理なさらなくても大丈夫です。Google classroom（クラスルーム）というプラットフォームで資料を共有しますので、メンバー様限定で、ご自由にご覧頂けます。

A. ご希望ございましたら、当日使用した資料等はすべてPDFの形で、登録Eメールへ送付します。スラトレ®が人生の岐路になることには間違いありませんので、ドキドキと不安が入り交じるでしょうが、お気持ちを熟させてから始められたらと願います。